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間章 縋るな、弱き者よ 3


 市中でも外縁に近い一角にそびえたつ集合住宅。そこが流民たちに割り当てられた居住施設だ。元々は市中でも下級層に位置する家族が十組近く暮らしていた場所で、《光の柱》の日のあとに無人となり、市の行政に接収されたものである。
 ユベールとブレンダを護衛、アレッタを書記として連れ、ダイがその場を訪れると、イネカとジュノ、ファビアンとセイスの姿が目に入った。
 ファビアンがダイに軽く手を挙げる。
「やぁ、ダイも様子を見に?」
「はい。皆さんもですか?」
「支援で足りない部分がなかったか、一応ね」
 ダイに首肯してファビアンは述べた。
 イネカは現在、レイナに替わって市中を掌握しているし、ファビアンたちドッペルガムからの人員も、ダイと同じ理由でこの街から動けない兼ね合いから、方々を支援して回っている。
 誰ひとり無関係ではないと自認して、集合住宅内の流民たちの様子が報告され、直近の仕事を終え次第、皆、すぐに集まったらしい。
 文官のひとりが、それでは、と、住宅にイネカを招き入れる。ダイたちはその後をぞろぞろついていくことにした。
 円天井の高い玄関広間を抜け、つづら折りにゆるやかな傾斜を見せる廊下を進む。
 ダイが左右の各部屋を覗き見ると、物言わぬ影が方々に蹲っていた。
 連れ立っていた誰かが呟く。
「人形……?」
 影はまるで生きるものではないかのように見えた。
 寝台の上に仰臥するものもいれば、その陰に膝を抱えて座り込むものもいる。世話役らしき役人たち話しかけているが、反応を示さず虚空を見つめて微動だにしない。その様は、なるほど、等身大の人形に見えなくもなかった。
 役人の男が寝台の女を叱咤する。
「しっかりしてくれ。あんたあの日から何も食べてないだろうが」
「……もう放っておいてくれよ」
 寝台の女が痩せた背を役人に向けて弱々しく呻く。
「ここで食べたところで、また食べられなくなるんだよ。もうずっとそうだった……。もうやめてくれ……何もしたくない。生きたくない」
 殺してくれ。ころしてくれよ。
 あたしらも、消えればよかった。
 女はそう呻いた後、嗚咽混じりに、誰かの名を呼んだ。
「――心が折れたんだろ」
 視察を終えたその足で直行した市庁舎の会議室。ジュノがまず所感を述べた。
「賊に襲われたか。それとも村を焼かれたかでもして、食い詰めてここまで流れてきてさ。そんでもって、知り合い全部、目の前で失くしてさ。……ぼんやりできるようになっちまったからなまじ、自分が失くしたもの数えちまって、真っ暗な未来に圧倒されて、何もかも嫌になったんだろ」
 気持ちはわかるよ、と、ジュノが呟き、会議室に沈黙が落ちた。
 《光の柱》の日を思えば、ルグロワ市は落ち着いて見える。が、問題は何も解決していない。
 商隊の来訪はなく、備蓄している食糧がいつ尽きるとも限らない。人口全体が激減したために皆に充当できているだけだ。ルグロワ河の恩恵で真水が潤沢なだけでも幸いというところか。
 有事になれば、流民は真っ先に切り捨てられかねない対象だ。
 彼らはそれを敏感に感じ取っている。
 イネカの腕に触れたまま、ジュノが彼女に替わって状況を述べる。
「ホント、いつまで保護できるかってのも確かなんだ。あちこちの市(クラン)に出した鳩も伝令もまだ戻ってきてないから、外の様子が何もわからなくて俺たちだって動けない。教会を通じてレイナが後押ししたペルフィリアへの行軍がどんなんかわかれば、あっち方面はもうちょっと対策とれるんだけど」
「ルグロワ市長は、まだ?」
「目覚めない」
 ファビアンの問いにイネカが答えた。
 卓の上で両手を組んで、彼女が深くため息を吐く。
「行軍の件、詳しく、シーラも知らなかった。……状況の変化、待つしかない」
 畸形化しない程度まで魔力をどうにか抜いたあと、レイナは昏睡したままだ。ヤヨイとセイスの見立てでは、しばらくこのままらしい。付与した魔力と内在魔力が衝突して、安定するまで変化しようとする。レイナはその過程にあるとのことだった。
「それで、あなた方はどうするんだい?」
 案に手伝えることはあるか、と、ファビアンがイネカたちに問う。
 イネカの視線を受けて、ジュノが肩をすくめた。
「なぁんもない。……こっちでいまできることはやった。あんたらにだって充分いろいろしてもらってるよ。だいたいもうここまで巻き込んでる時点で、クランの代表として平身低頭ごめんなさいだ」
 レイナが事態をここまで引っ掻き回した。イネカはクラン・ハイヴ内でことを片付けられなかったのか、と、責められるべき立場である。
「いくら慰めても焼け石に水。あとはあの人らで自立してもらうしかない。……助けの手は無限じゃない。酷な話ばかりで、やんなるけどさ」
 また無気力な人間が目に付くようなら教えてほしい。ジュノはそう話を締めくくり、イネカが重々しく頷く。
 その場が散会しかけるまで待って、これまで黙っていたダイは挙手した。
「……あのー、皆さん、ちょっといいですか?」


 早朝、流民に明け渡されている集合住宅の玄関広間に、白い湯気が立ち込める。
 巨大な銅鍋に湯を次々と沸かし、大判の盥と石鹸、櫛をいくつか。デルリゲイリアから持ち込んだ香油も少々。古い手鏡もかき集めてもらった。洗いざらしながら清潔な衣服と靴も。それらを種類ごと籠に盛って床に並べ、衝立と戸布で方々を区切る。ダイの指示を受けて動く雇われの者たちも、階下に集められた滞在者たちも、揃って怪訝そうな顔である。
 所在なさげに固まっている老若男女を横目にランディが言った。
「指示された人数を集めたぜ、ダイ」
「ありがとうございます、ランディ」
「いったい、何をなさるおつもりなんですか?」
「化粧ですよ、ユベール。説明したじゃないですか」
 ダイは卓に並べた化粧道具を検めながら答えた。
 ユベールとランディが顔を見合わせてため息を吐く。
「……そりゃわかるんだけど」
「意図がわからないので。……あなたがこの状況で、何もなくのほほんと化粧をするような方ではないことはわかっていますよ」
 いまは有事で、化粧はいわゆる贅沢だ。食べるにも事欠きかねない人々を目の前に、お化粧をしましょう、と言えば、ルグロワ市の役人から見れば失笑ものである。流民たち相手に化粧をしたいと言い出した時点で止められてしかるべきだ。が、それをわからないダイではないだろうと見込まれたらしい。ダイを止めることもなく、ユベールたちはずるずる指示に従っている。
「ただ、化粧をしたかっただけだって言ったら、どうします?」
「……ダイ」
「怖い顔しないでください。リア=エル議長には許可を取っているんですから。ユベールたちはわたしと彼らの間に立って、どうか守ってくださいね」
 ダイを、か。それとも流民を、か。曖昧な指示にユベールたちが渋面になる。
 彼らから逃げるようにして、ダイは化粧用の空間を用意していたふたりに声をかけた。
「ブレンダ、ヤヨイさん、始めます」
 ――本当に、化粧をしたかったのだ。ちょうどヤヨイの顔でも借りようかと思っていたぐらいである。
 だからイネカに尋ねた。
 何もしたくない。生きたくないと言う彼らを。
 自分が使ってもよいかと。
 がんがんがん、と、誰かが鍋の底を叩く。
 それを合図にして腕まくりをしたルグロワ市民の男女が一斉に動いた。彼らはダイが招力石の屑ひとつまみを対価に雇った、気力と体格に余裕のある男女である。その彼らが流民の人々を一斉に押さえつけ、衝立や布で区切った空間に引き込んでいく。
「はい。男はこっち、女はあっち。子どもはこっちだよ。いいから来な」
「服を脱いで。やだ? いいから脱げ。じゃなきゃ剥ぐ」
「盥に座って。膝を抱えて。目を閉じるんだ」
「あっ、あつっ、あつい!」
「我慢しな! うわ、汚っ! あんた河で身体もっかい洗って来たほうがいいんじゃない!?」
「こらクソガキ! 素っ裸でそっち行くな!」
「何すんだよ! 放せっ! 放せってば!」
 その光景を眺め、ランディが瞬く。
「何してんだ、アレ」
「んー、化粧の下準備ですね」
 ダイは処理待ちの書類に目を通しながら言った。この化粧の件はダイの我が儘で、方々で市の役人を手伝っている官たちとする仕事がなくなるわけではない。
 アレッタへいくつか指示を出して、ダイの傍に佇立するランディたちに答える。
「不潔なままだと、化粧どころじゃないでしょう」
 なのでまず皆には身ぎれいになってもらう。
 視察したときに気づいた。
 無気力で人形のように動かない流民たちは病んだ臭いを放っていた。当然だ。ルグロワ市は彼らに仮宿と食事、薬、衣服までなら与えた。が、身支度を介護するわけではない。彼らは自らを清めず、着の身着のまま、消失した誰かの寝台の上で喘いでばかりいたのだ。親を失った子どもは虱の頭を掻いていた。
 イネカがダイの提案を許可した理由も、この集合住宅から病が発症することを危惧したからだった。
「それなら、市が行うべきことではないのですか?」
「ユベール、昨日の会議で話が出たばかりですよ。市はこれ以上、こっちに人手を割けない。いえ、割きたいんですけれど、優先順位が低いんです。市の維持に働ける人間が減っていますからね」
 だから、ダイがルグロワ市に持ち込んでいた、自由になる財を使って人を雇い、強引にでも身を清めさせる。理由は――ダイが化粧の練習をしたいから。
 雇う人の選別は多少、都合してもらったが、あとはダイの方で自由に進めてもいいという。
「……こんなことしてさ、ダイに何の得が?」
「ランディたちは、心から死にたいって思ったこと、ありますか?」
 ぴっと、署名の折に筆記具が紙に引っ掛かる。
 布でその先を拭いながら、ダイは古くから護衛してくれている騎士たちに告げた。
「わたしは死にたかったですよ。――ユマが死んだとき」
 花街では母ゆずりの顔のせいで厄介な子どもだった。
 ミズウィーリでは恋した男に殺されかけ、王城では無価値だと囁かれていた。
 化粧師は女王に必須の人間ではない。欠けたところで国政には何ら響かない。
 だから、いつ死んでもいいとは思っていた。
 けれどもその自分のためにユマが、王城に登ったばかりのころから、女官としてダイをずっと助けてくれていた、大切な友人がタルターザで死んで、ダイ自身は襲われかけた。その上でまぼろばの地への扉を叩くほどの傷を負い、さらには政敵のはずのディトラウトに救われて、マリアージュは行方不明で。
 毎日、苦しかった。いまでも鮮やかに思い出せる。傷の痛み、発熱の気怠さ、重湯を前にしてさえ、こみ上げる吐き気。そしてそれらに圧倒されて塗りつぶされる思考――昏くて、冷たくて、何もかも闇色で、未来のことなんて何も考えられなかった。
「あの頃、本当にしんどくて。世話をしてくれた人たちに、ずいぶんと心無い言葉も吐きました。放っておいてほしい。死にたい。こっちへ来るな。そんなことを、言ったと思います。……あの人たちと、同じですね」
 署名を終えた書類をアレッタに渡す。
 するとヤヨイが最初のひとりの準備が整ったと告げてきた。
 ダイは卓の上を片付けるために立ち上がり、いま自分の傍に控える皆に微笑みかけた。
「わたしを助けてくれた人は、そのとき本当に、何の益もなかったんです。それでも死にたがっていたわたしに、できうるかぎりのことをしてくれた。わたしもそうしたいなって、思ったんですよ」
 ただしダイは画期的な案を打ち出す政治向きの頭を持たないし、かといってむやみに支援を約束するわけにもいかない。所詮は表敬訪問が許される程度の《国章持ち》でしかない。
 自分は化粧師だから。出来ることもやはりその中に限られる。
 手を清めながら卓の上を見る。ばら水、乳液、香油。彩よく多色が収まる色板に、ずらりと整列する練粉の小瓶。蓋の装飾豊かな白粉の箱。それらはレイナのために準備したものだったが、ここで使い切ってしまってもよいだろう。どうせデルリゲイリアに戻るまで化粧をする宛はないのだ。持ち帰らせる荷は軽い方がよい。
 連れられてきた女は、ひどく痩せこけていた。石鹸水で洗われて直行してきたらしく、髪がまだ濡れている。震えているのは、寒いからだろうか。それとも何をされるのかわからず、怯えているからだろうか。
 ダイの前に置いた木箱に、ヤヨイが女を座らせて、その肩に毛布を着せかける。
 ダイは女の手を取った。
「そう、怯えないでください」
 震えて身を引く彼女に微笑みかける。
「わたしはダイと言います。あなたのお名前を教えてくださいますか?」
「な、なまえ?」
「そう。あなたの名前です」
 目を忙しなく彷徨わせた女は震えた声でダイに答えた。
「ミ、ミリー」
「ミリーさん……ミミリーさん?」
「ミリー」
「ミリーさん。教えてくださって、ありがとう。動きたくなかったのに、引っ張ってきてすみません。あなたに、あなたを含めた皆さんに、わたしは助けてほしくて、ちょっと強引にこうさせてもらいました」
「たす、けて? ……あたしらを、助けるんじゃなくて?」
「えぇ。わたしは、あなたに、助けてほしかったんです」
 ダイは彼女にゆっくりと言い含めた。
「わたしはお化粧をする仕事をしています。お化粧ってわかります? そうそう、縁日にしてもらえる、白粉と口紅の。村では教会で? そう。わたしも、礼拝所に皆の紅を注しに行きましたね。見習いのころです。……えぇっと、それで、実はルグロワには、化粧をしに来たんですが、この状況だからさせてもらえる人がいなくなりまして。え、お金? いえ。お金はいらないです。わたしがね、させてもらいたいんです。化粧の練習を、あなたの顔に」
 ダイは親指ほどの紙包みを取り出した。中には招力石の屑がひと欠け入っている。
 ――ここで招力石の屑の価値は馬鹿にならない。ルグロワ市を出れば数日分の飲み水に替わる。
「わたしの練習台になってくれたら、これをお礼に差し上げます。……なってもらえますか?」
 ミリーはダイが示した招力石の屑石を見つめた。
 そして恐々した様子で承諾に頷いた。
 ミリーだけではない。ダイの前に座らせた女たち、ときに男たち、子どもたちにも。
 ダイは同じ調子で挨拶し、名を尋ね、事情を話して助けを請うた。
 もちろん、ふざけるな、と、怒りだす者も多かった。全身を洗って着替えさせるまでは説明もなしに強引にしたのだ。無理もない。しかしそれで意思表示ができるならそれでもよかった。真に無気力な人々は怒りもしないものだ。
 化粧の練習と言っても、実際にはそこまで凝ったことはしない。
 男にはばら水と乳液だけだがその前に、ユベールたちに彼らを動かないよう固定してもらった上で、髭と眉に剃刀や鋏を入れて整える。けして彼らからダイに触れるなと厳命した上で。花街を離れて理髪にあまり関わらなくなったから、ひとりあたりに結構な時間がかかって、腕が鈍ったなと苦笑した。
 女にも男と同様にまずは整髪から。ヤヨイに髪を梳かしてもらっている間に、彼女たちの眉を含めた体毛を整える。荒れた肌にばら水を綿布で丁寧に塗布し、下地の乳液を塗って、場合によっては薄く練粉や色粉を。泣いてむくんだ目の下に、黄色を淡く仕込む。元の肌色も小麦色が多いから、少量でもよく発色して赤黒い陰を補正してくれる。特に必要なければ直に白粉を叩いた。
 色は、興味がありそうなら好みを聞いた。
 そうでなければ彼女たちの思い出を尋ねた。
「白粉を叩いたこと、ありますか? あぁ、結婚式のときに? 市から顔師が来て? 違う。劇団の人がしてくれたんですか。……それでばらの花を……この色がその花の色? いいですね。じゃあ、これを口紅にしましょうね」
 大抵はダイの問いに頷くだけか、無言を貫く陰鬱な者ばかりだったが、前の女たちの様子を見て、悪くはされないと悟ったらしく、ぽつぽつと、ダイに促されることなく口を開く者も現れ始めた。
 羊を追いながら見つけたと言って、妻になってほしいと幼馴染の男から差し出された、きれいな紫の花の話。子どものころ、友人たちと追いかけた蝶。その翅の極彩色。母が籠に盛った刺繍糸の黄と緑。埃まみれの男たちが鉱山から掘り起こした原石の中、夕日を受けて煌めく、宝石の赤や青。
 人々が失った、それでも愛しい日常の残滓をほんの少し筆にのせて。
 そうして化粧を終えて、ダイは彼女たちに笑った。
「わたしを手伝ってくださって、ありがとう。今日、あなたがいてくださったおかげです。とても助かりました」
 死にたいな、という気持ちを忘れたのは。
 ――あなたがいて、よかった。
 そう、存在を許されたときだったように思う。
 無力で、愚かで、自身の短慮で、友人を死なせた。
 それでもこの身に価値があるのだと端的に知らしめるその言葉にどれほど泣きたくなったことだろう。
 洗顔の注意と礼の品をヤヨイから受け取るように指示すればひと通り終わり。次を呼ぶようにユベールに言う。
 何人目だったか。順番を待つ男女もほとんどいなくなったころ、ヤヨイの下へ行くように告げても、ダイの前の木箱から動かない女がいた。
 彼女は自身の頬をぎこちなく撫でたあと、ダイの傍らに置かれた手鏡を指した。
「あの……見たい。……それ」
 鏡の曇りを布で拭って、ダイは手鏡を彼女に指し出した。
 女はしばらく鏡を眺めていた。
 そうしてぽつりと言った。
「しにたい」
 女の眦に雫が滲む。
「死にたいんだ。夫が、死んだ。子どもも。あたしの、あたしが、手を握っていたのに。あたし、だから、あたしも、死にたくて。……なのに」
 なのに、しにたい。のに。生きててもしょうがないのに。なのに。
「どうして、どうしてきれいに、きれいにしただけで、こんな、こんな、あたしが、自分が、惜しいんだろう……!」
 化粧したばかりの顔をぐしゃぐしゃにして、女が鏡を抱いて泣き伏せる。
 わんわん泣きながら、夫のものとも、子どものものともつかぬ名前を繰り返す。
「ごめん。ごめんよ。あたしだけ生き残ってごめん。あたしが、あたしが……!」
「――そんなことないですよ」
 ダイは女の背を撫でた。
「あなたは、生きていてよかった。……生きていて、よかったんですよ……」


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